地震の前に、動物の様子がいつもと違っていた。
そんな話を耳にしたことはないでしょうか。
動物たちの中には、環境のわずかな変化を感じ取る能力を持つものがいると考えられています。
その一つとして注目されているのが、地球の磁場です。
渡り鳥が何千キロもの距離を迷わず移動できる理由のひとつに、磁場を手がかりにしている可能性があると言われています。
魚や爬虫類、昆虫などでも、磁場の変化と行動の関連を示唆する研究報告があります。
彼らにとって磁場は、特別なものではなく、空気や光と同じように当たり前の環境要素なのかもしれません。
変化にすぐ反応できることは、生き延びるための重要な力です。
こうした動物たちの姿は、かつて自然の中で暮らしていた人間も、環境の微細な変化にもっと敏感だった可能性を思い出させてくれます。